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非UMLモデリングへの展望

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UMLなどが一定の普及を見せた現在, より「ソフトウェア」なモデリングが必要とされつつあるように思います. 2010年7月24日に日本Grails/Groovyユーザーグループ (JGGUG) で行う予定だった (時間切れで順番が回ってこなかった) ライトニング・トークス, 2010年10月13日に某研究会で行ったプレゼンテーションで, これからのモデリングについて検討してみました

「ソフトウェア」による, 「ソフトウェア」らしい対象世界のとらえ方が, ソフトウェアにおけるモデリングだと思うのですが, UMLなどのグラフィカルなモデリング言語が一定の普及を見せた現在, モデリング言語における「ソフトウェア」らしい対象世界のとらえ方への指向が停滞しているように思えます.

なぜ, 現状のモデリング言語では不足なのでしょうか?

  • そもそもモデリング言語が複雑になり過ぎ, 制度化/固定化されてきている
  • 動的プログラミング言語, 非RDBデータストアなどの概念が温故知新的に復活してきているのに対して, モデリング言語は対応できていない
  • モデリング対象がソフトウェア/システムから, ますます現実世界に焦点を移してきているのに対して, モデリング言語は対応できていない
  • ソフトウェアを作るということが一部の専門家の仕事から, 誰でもが行う, 社会的な行為になってきているのに対して, モデリング言語は対応できていない

2010年7月24日のライトニング・トークス "noUML" では, UMLに代表されるモデリング言語に対する批判を, 動的なプログラミング言語やいわゆるnoSQLの視点から, おちゃらけつつ, してみました.

一方, 2010年10月13日の某研究会でのプレゼンテーション "認知的 (知働的) モデリング" では, 新たなモデリング言語のあり方を認知言語学 (認知意味論), 環境オントロジ, メレオロジ (集合論の代替となる数学の基礎的な公理系) を元に, 探ってみました.

自分の中では, 大まかな方向性は見えてきましたが, 今度はこれを具体的なモデリングの過程に取り込んでいかなければならないでしょう. 最終的にはモデリング言語やモデリング・ツール, 実行環境が必要ですが, まずは既存の言語, ツール, 環境の上で始めることになります.

(ここで「認知的モデリング」と呼んでいるのは, 仮の名前です. 知働的モデリング, メレオロジ・モデル, セマンティク・モデル, ... どれも決め手に欠けるなぁ)