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誰のための, 何のためのアジャイル? ~ 本当のアジャイル導入

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2009年11月6日, 関西で行われるアジャイル・プロセス協議会セミナ2009で「誰のための, 何のためのアジャイル? ~ 本当のアジャイル導入」という講演をしました

いわゆるソフトウェア工学の権威付けもない, しかし特にオブジェクトを用いたソフトウェア開発の現場で永く, 静かに熟成されてきた, あるソフトウェア開発のパラダイムが「アジャイル・プロセス」(最初は軽量プロセスとか言われていましたね) として世の中に現れてから, もう10年が経とうとしています.

合衆国ではアジャイル・プロセスは, ソフトウェアを開発する際のごく当たり前の選択肢の一つとなっています. その一方で, むしろ大衆化し過ぎたことに依る弊害も現れてきているようです.

ここ日本でも, 最近は景気低迷の影響もあってか, 今まで一部の過激派 (extremer!) の遊びとして見られてこなかったアジャイル, あるいはリーンという手法が少しずつ見直されている面もあるようです. 中には非常に大きな規模の会社の情報システム開発に「アジャイル」とか特にキーワードを付けることなく自然に行われていたり, 本当にそのパラダイム (考え方) として価値を認めて導入している場合も増えているようですが, その半面, 中途半端な目的意識で表面だけ真似しようとすれば, 手痛い失敗が待ち構えているでしょう.

この講演では, 表面的なアジャイル導入がうまく行かない理由を挙げることから始めて, 誰のために何のためにアジャイルが必要なのかを順に考えていくこと, そのためには「価値」と「価値の流れ」ということを意識しなければならないことを述べました.

これからのアジャイル導入に役に立つといいと思います.

また当日の別のセッションで, ラフダイアモンドの山根さんが行われた「本当にアジャイルするんですか?」は同じような問題意識を持って, 日本の現場におけるアジャイル導入の裏の面 (本当の面) を暴いたとても興味深いプレゼンテーションでした. 僕のプレゼンテーションとはちょうど, 表と裏, 光と影, どちらも意識することが重要だと思います. 機会があれば, そちらもご覧下さい.

講演資料を下に置きます.