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現在の場所: ホーム Users YAMADA Masaki 2009 0904 「中小企業ビジネスのための SaaS & ASP 活用術」新連載

「中小企業ビジネスのための SaaS & ASP 活用術」新連載

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2009 年 4 月 3 日, J-Net21 の「中小企業ビジネスのための SaaS & ASP 活用術」に新連載が追加されました.

(独) 中小企業基盤整備機構が運営する, 中小企業ビジネス支援サイト J-Net21 で, 2007 年から山田が執筆している連載シリーズ「中小企業ビジネスのための SaaS & ASP 活用術」に新連載「実践事例! 中小企業の IT 調達はコレだ - 「サービスソーシング」」が掲載されています.

最初の連載「SaaS & ASP サービス導入マニュアル」(2007 年 12 月 ~ 2008 年 2 月), 次の連載「知っておきたい SaaS & ASP サービスの基本と特徴」(2008 年 2 月 | 8 月) 掲載時に較べると, SaaS は非常に具体的かつ多様になってきました. 1 年前はまだ「ひとつの試み」でしたが, 今は「選択肢の一つ」です. 自分の見聞の範囲でも, 多くの事例が出てきていますし, 弊社自身多くの SaaS を利用しています.

サイトの都合で SaaS & ASP になっていますが, クラウドと言ってもいいかもしれません. 連載ではユーザの立場から「サービスソーシング」と呼んでいます.

今回は特に Google Apps, SalesForce にページを割きましたが, これは贔屓しているわけではなく, とても使い甲斐のあるサービスだからです. Google Apps はまだ成熟過程ではありますが (多分永遠に大人にならない:-), 何と言っても (50 アカウントまでならば) 無料であり, 情報もたくさんあります. SalesForce は使うほどに技術的によくできているなと感じるのと同時に, それをユーザに届けるのがうまいなと思います.

SaaS と言えば改めて言うまでもなく「サービス」なのです. SaaS を謳っていながら, 試用ができなかったり, 試用に余計な手間が掛かったり, 申し込みが大変だったり, 初期費用が高かったりするサービスがたくさんあります. それはそれで, その企業の戦略の一端ならばいいのですが, ユーザからすれば, これらのサービスを使おうという気にはなかなかなりません. またサービス内容やアプリケーションの考え方自体, 20 年前のミニコンとどこが違うの? と思わせるような, がっかりするようなものもたくさんあります.

単なる流行言葉としての SaaS だけではなく, 「ソフトウェア」とは何かを, ベンダにもユーザにもよく考えて欲しいと思います. SaaS が出てきたのは単なる「思い付き」ではなく, 「ソフトウェア」とは何かを追求した結果でもあるのですから.

また「日本的特質」(カギ括弧付きです. それが本当に日本的とは思えないから) として, 過度の性能追求や機能重視, 「先端 (っぽいもの) 食わず嫌い」は, またもや大きな墓穴を掘るかも知れません. 「オブジェクト指向」がそうでしたが, その挙げ句にある閾値を超えると猫も杓子もでそちらに走る. 今ある「オブジェクト指向」の 90% は, オブジェクト指向でもなんでもないし, ユーザにとってもなんの利益も価値ももたらさないものです.

SaaS がそうはならないことを祈るばかりです.